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13.放射線ホルミシス効果の取り入れ方 - ラドンミスト吸入
ホルミシス臨床研究会編
「医師がすすめるラドン温湿浴 放射線ホルミシス療法のすべて」監修 川嶋朗 東京有明医療大学教授
「医師がすすめるラドン温湿浴 放射線ホルミシス療法のすべて」監修 川嶋朗 東京有明医療大学教授
◇ラドンルームで発生するミストについて
ラドンは水に付着しやすいという性質があります。湿度60%程度に設定されたラドンルーム内では、ミスト状の湿気にラドンが大量に付着して漂っています。このミストを吸うことで、ラドンを効率よく体の中に取り込むことができるのです。理論的には湿度が高いほどラドンを取り込めることになりますが、快適度を考慮して60%程度という設定になっています。湿度は非常に重要な要素です。
また、温度を約38%に設定することにも意味があります。人は体を温めると、細胞の内部にヒートショックプロテイン(HSP)という抗ストレスタンパクが生成されます。「温熱効果」と呼ばれる生体反応ですが、HSPは傷ついた細胞を修復したり、免疫を活性化することによって生体の防御システムを向上させるのです。ラドン効果とこの温熱効果による相乗作用でより良い治療が可能になります。
ラドンをミスト状の水滴と共に吸うのが「ラドンミスト吸入療法」です。このやり方ではラドンルームは必要なく、使用者は直接ラドンを含んだミストを吸うことになります。